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昨日の夜帰ってきてすぐ歯を磨いてから、ずっと布団の上でくたばっていた。3時、4時、5時と川の飛び石を渡るように中途覚醒する。その間に、きれぎれの夢をいくつか見る。気持ちよかったり苦しかったりするそれら。

起きて、シャワーを浴びる。頭のなかを満たす夢の残響は、シャワーを浴びているうちに霧のように晴れてきた。視界良好。

パーカーで外へ出ると肌寒い。昨日は夏みたいに暑かったのに。最近日によって寒暖差が激しくて、上着の選択が難しい。

スピッツの桃という曲が好きだ。半目で見る景色みたいに、朧げで、やさしくて。

死ぬまで何かをとらえることを辞められない人のまなざしは回り続ける星の光線と同じ。それは淵源から止め処なく押し寄せるビッグバンの余韻。

飲み会を2件断って、休日の予定もひとつ消えたから今日は飲むことにした。駅前のマクドで友人が来るのを待つ。