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今日は一日中部屋でだらだらしていた。昨日友人と飲んでいて朝帰りだったので、昼すぎまでぐーすか寝た。

なんばで飲んで、終電を逃しカラオケで始発まで寝るお約束のパターン。広い部屋を引いてラッキーだった。入室するなり一曲も歌わずに友人も僕も爆睡。
閉店時間になりカラオケから出るも、まだ空は真っ暗。始発はとっくに走っているけど、ふたりともぐっすり寝てすっかり元気になり、エネルギーを持て余していたので、どちらから言いだすこともなく、なんとなく梅田のほうへとぼとぼ歩きだしていた。(こういう場合は歩いて感情やエネルギーを発散するのが僕らの習癖となっている)  友達とは大学からの付き合いで、その道中、定番の思い出話や旅行に行きたいなとか、仕事のグチとか、いろいろ話した。北浜で知らない大きなビルを見つけて少し騒いだ。そんなふうにして歩いているうちに、いつの間にか大阪駅に着いていて、そこで解散した。

早朝のまだ人もまばらな大阪駅の、どこか浮き足立った雰囲気は、何かが始まりそうな、旅行の朝みたいなわくわくする感じがして、好きだ。ホームの大屋根の隙間から、街の活動開始の烽火のような、燦然たる朝焼けが覗いていた。