夢うつつのなか。締め切った暗い部屋で、自分の呼吸音とエアコンの送風音だけが交互に聞こえる。吐く息に追蹤する風。ふたつの律動は交わることなく、平行線をたどる。なにか夢を見た感触はあるけれど、内容が思い出せない。いくら追想してみても、断片すら…
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